知識

資産運用のことは誰に相談すればいい?FP?それとも税理士?

知識
この記事は約9分で読めます。

こんにちわ。ダイキンです。

今回は資産運用のことは誰に聞けば良いのかというお話をしていこうと思います。

僕が日頃みなさんに話を聞いていると、相談先を間違っている人が多い気がします。

なので3つのポイントに沿って解説していきます。

この記事を見るとわかること
  • 自称金融マンには気をつける
  • 誰もが知っているは危険
  • 資産を築いて理想のライフスタイルを送っている人に相談する

ということに尽きると思いますので、今回はこれについて解説していきます。

お金のことは誰に聞けばいいのか?

まず、みなさんがお金の専門家と言われて思い浮かぶのは誰がいますか?

  • FP(ファイナンシャルプランナー)
  • 税理士
  • 不動産屋
  • 保険屋
  • 金融機関

資産運用の相談先としてはこんな感じでしょうか。

大体の方がこのような方々に資産運用の相談しているように思います。

ですが、安易にこのような肩書きを名乗っている人たちに相談するのは危険です。

それはなぜなのかを順を追って説明していきます。

FP(ファイナンシャルプランナー)

一般的にファイナンシャルプランナーとは、日本FP協会が主催する資格を取得すると、

◯級FP技能士という肩書きを名乗ることが可能です。

これは国家資格で3-1級まであり、数字が下がるほど難易度が上がります。

直訳でお金をプランする人と名乗れるわけですから、専門性が高いように思います。

しかし、お金の知識を満遍なく学べるということでは有用ですが、2.3級ははっきり言って誰でも簡単に取ることができます。

主婦でも家計管理のために取っている人もいますしね。

また、保険や証券、不動産の営業マンの方が資格を取得してFPと名乗っている場合もありますね。

もちろん難易度が高い級や、上位資格であるAFPやCFPを取っている人もいますが、それらの資格を持っている=資産運用が得意とはならない点には注意が必要です。

税理士

税理士は税金の専門家です。節税したい場合や、副業したので確定申告をする場合にやり方を教わったり、実際に確定申告を依頼するような人です。

これと似た職業として会計士がいますが、会計士はどちらかいうと企業規模の財務諸表などの税金関係を仕事をするという点では違います。

どっちにしても資産運用のことを相談する相手という意味ではこの人たちは違うでしょう。

不動産

資産運用をしようとすると不動産投資を検討する方も多いかもしれません。

不動産に関してはどの営業マンから購入してもさほど変わらないので、営業マンが信頼できるから購入するというのは絶対に止めてください。

基本的に営業マンは3年以内で会社を辞めますから、その商品を買ったとしても保証に対してのアフター保証はありません。

また不動産は買った瞬間に価値が下がります。

これに関しては賛否両論ありますが、僕個人としては資産がそこまでないうちはやめた方がいいと思っています。理由は二つあって、

  • パフォーマンスがあまり良くない
  • 流動性が低い

という理由です。

よくあるのが年収500万円から始める不動産投資というのが流行っていますが、このレベルで買える物件というのはパフォーマンスがさほど高くありません。

年率10%を軽く超えるような条件であれば良いかもしれませんが、ローンを数十年も組む前提で投資をしたとしても、もし何かあった場合に補填できるか怪しいからです。

また、基本的には最初に言われた時の前提条件が空室がずっと起こらないという前提の上で成り立っているため、数十年の間ずっと空室にならないかどうかなんてわかりませんし、サブリースという保証制度も口約束で二年しかなかったということも聞いたりします。

不動産に関しては、マジで考えなくてはいけないことが多すぎて簡単に手を出したら間違いなく破滅します。

そんな物件を表面しか理解していない営業マンから購入するのはアホらしいです。

また、もっとも僕が気にしているのは不動産の流動性の低さです。

流動性と言うのは、売却しやすいかどうかです。

不動産は特性上、売りたいと思った時にすぐ売ることが難しいです。

この世の中の状況がどうなるか不透明な今は余計に流動性が低い商品にはそれだけでリスクが伴います。

なので僕としては不動産のことを営業マンよりも詳しくなるぐらいでないと手を出すのはおすすめしなです。

生命保険

ここでは資産運用を目的とした場合の保険なので主に生命保険です。

日本人は保険がとても大好きな国民です。親世代から保険を利用することも多いのでそれが浸透しているからという理由もあります。

一昔前までの生命保険は30年積み立てると元本に対して200%ぐらいの商品もあったでしょうが、今は120%程度にしかなりません。

なので貯蓄とか資産運用を目的としてやるのであればオススメしませんが、もしもの時のための保険を購入するということであれば保険の営業マンに相談するのはアリだと思います。

どっちにしても、日本は国民皆保険といって全国民がかなり諸外国よりもかなり優遇されている保険国家です。

日本の社会保険などでもしもの時はほとんどカバーできるので、無駄に保険を払っていることがほとんどなので注意です。高額な医療費がかかった際にも、高額医療制度がありますので基本的には問題ありません。

なので、もしもの時に保険に入っておこうといったような安易に入ってしまうと無駄になります。

海外だと基本的に保険には入らないようにしようとする傾向があるぐらいですからね。

自分にとって本当に必要な保険は自分で調べるようにしましょう。

金融機関

主に、銀行やゆうちょ、JAなどの銀行に資産運用の相談に行く人もいるかもしれません。

銀行などでも資産運用に関するセミナーも開催されていますね。

しかし、これらの金融機関に相談するのもよくありません。

そもそも今の日本はどの銀行に預けたとしてもほとんど金利がつきません。

NISAやiDeCoなどの投資信託で節税できるとは言えそもそも金利がつかなかったら増えるものも増えません。

基本的には金融商品はこの図のような形で購入されると思います。

注意してもらいたいのは、銀行・保険会社・証券会社などはただの販売会社です。

言い換えると、僕たち国民から形を変えて金融商品を販売してお金を集めます。

この集めたお金を運用して利益を出すという流れになります。

ということはここで働いている人は、ただのサラリーマンでしかありません。

サラリーマンは資産運用の専門家でもなんでもないのは当然ですよね。

金融商品は名称などが複雑になっていいる形を変えた同じ商品であるということが腑に落ちれば理解しやすいかもしれません。

もっと言えば日本では、低金利ということが当たり前の認識としてあることと、金融リテラシーが世界でも最も低いので誤魔化しやすいとも言えるかもしれません。

営業マンには気をつけろ!

また注意しなければならないことは、どこの企業に所属していようが金融商品を扱っている以上、どこの会社に属しているに関わらず、基本的にはその会社の「営業マン」ということになります。

逆の立場になってみて考えてください。

もしあなたがどこかしらの組織に所属していたら、その会社の商品を自然に進めるのではないでしょうか?

例えば、ゆうちょの窓口で働いている人がかんぽ生命保険を勧めるようなイメージです。

言われてみると当然ですよね。

特に注意したいのは、不動産や保険会社を販売している営業マンです。

一般的な不動産や保険のメリットなどを話を聞くと一見良さそうに聞こえますが、その営業マンは自分が販売している商品を買ってもらいたいわけです。

ということは当然のことながら、リスクとは言えないようなリスクをでっち上げて、メリットが全面的に引き立つような言い回しをするわけです。

もしその営業マンが歩合制や給料に直接反映されるような給与体系であれば尚更そうなるのは当然ですね。

営業マンにそこまで悪意がないというところがまたにくいですが。

当たり前とか、知っているからに注意しろ

特に日本人は、誰もが知っているとか、ネットで簡単に見つかる情報に弱い傾向にあります。

ですが、よく考えて下さい。なぜその商品は、あの会社はそこまで皆さんに認知されているのでしょうか。

それは広告や企業のブランディングに成功しているということですよね。

更に言えば、知っているということは広告をたくさん打っている。ということはお金をかけているということになります。

では金融商品が広告をバンバンされているならば、そのお金は僕たち消費者から還元されていると言えるのではないでしょうか。

その理由として、銀行や保険会社などの本社ビルはとても綺麗で大きな建物で建てられていますよね。これがその証拠です。

なんでもそうですが、誰もがしているということはそれだけの付加価値が付いている状態だということを認識して下さい。

資産運用は誰に相談すればいいのか

結論から言うと、資産運用の実績が既にあって実際に理想のライフスタイルを送っている人に相談するのが一番でしょう。

もっと言えば富裕層と言える人たちがどのようにして資産を築いてきたかを知ることが一番の近道です。そう言う人はなかなか出会うことができませんが、もし出会えたらラッキーです。

やはりそう言う人は僕たち一般の人が手にできないような富裕層向けの商品などの情報を持っています。

お金があるだけでは、今知られている商品で運用するしかありません。しかし、お金とともに情報も入手することができれば、資産は更に増えていきます。

富裕層向けではありませんが、自衛隊に所属していれば3.5%の定期預金を組むことができるなども実際に聞いたりしました。

ですが、その話を聞いてネットで調べてもほとんど情報は出てきませんでした。

ネットという世界は情報がその人や企業に都合良いように捻じ曲げられていることがほとんどだと実感しました。

裏を返せば、そうした情報を持って実際に資産運用に取り組んでいるという事実が知れたということは大きな成果でした。

情報を「知っているか」「知らないか」だけでその人の人生が変わる可能性も秘めているのです。

ネットを盲信しすぎないようにしましょうね。

まとめ

今回の話は、資産運用を誰にすればいいのかという話題から、かなり色んなお話をさせていただきました。

ほとんどの方が僕が指摘したような間違いにハマって資産運用をしているイメージがありますし、ネットやSNSを見ていてもそうだと思います。

しかし、ほとんどの場合がかなり視野がせまい考え方になってしまってます。

世の中の仕組みがどうなっているのか、お金の流れを含めてしっかりと勉強してあなたの理想の人生を送れるようにプランニングしてみてください。

コメント