2000万円問題って知ってる?
聞いたことはあるけどよくわからないなー
全くなんのことかわからない人のために解説していくね!
今回は「老後2000万円問題」に関する記事になります。
一言で言ってしまえば
「年金では足りないのでみなさんなんとかしてください」ということになるのですが、
なぜそうなってしまったかについてまで突っ込んでいきます。
さらにその借金が私たちの生活に与える影響について詳しく解説していきます。
最後まで読めばかなり日本の今取り巻く状況に詳しくなりますのでぜひ最後までお付き合いください。
少し前に麻生大臣の発言によって老後資金が2000万円足りないという内容の報告書が問題になり大炎上を起こしました。
政府はもう老後の面倒を見てくれないなんて無責任だ。麻生大臣の対応が不適切だった。など様々な議論がなされていますが今回はその様な議論をここでするつもりはありません。
人によっては何のこと?とか、自分たちにとっては関係ない話と思っていたりとか、全く無関心な人もいるでしょう。
しかし、人生100年時代と言われている中でしっかりとこの問題に向き合わなくては、私たちの人生がお先真っ暗になってしまいます。
そうならないようにしっかりと勉強しましょうね。
あなたはどのぐらい日本を取り巻く経済事情に関心を向けていますでしょうか??
今まではしっかりと老後まで働いてさえいれば政府がなんとかしてくれました。しかし、今を生きる私たちと昔とは時代が変わっています。
そのことをまず認識していただきたいです。そして、政府に責任を追及するのではなく自分の人生を自分で切り開いてほしいです。
では昔と今で大きく何が違うのか?今日はそんな内容を誰にでもわかる様に噛み砕いて説明していきます。
答えとしては、日本政府に借金があることが原因です。日本の現状がやばいと財務省が言ってるってかなり問題ですよね。
日本の歳出と歳入
これは2019年度の国家予算です。2019年度の国の一般会計歳出(家計で言うところの支出のこと)は101.5兆円あり、
その内訳としては
(1)社会保障、(2)国債費、(3)地方交付税交付金等に使われており、これらで約3/4を占めています。
(1)「社会保障」:年金、医療、介護、子ども・子育て等のための支出
(2)「国債費」:国債の償還(国の借金の元本の返済)と利払いを行うための経費
(3)「地方交付税交付金等」:どこでも一定のサービス水準が維持されるよう、国が調整して地方団体に配分する経費
問題なのが国債費だけで23.2%あることです。国債とは一言で言えば国の借金のことです。国はその予算の1 /4を借金の返済と利息の返済に充てているのです。
一方で、2019年度の国の一般会計歳入は101.5兆円あります。
内訳としては、税収等と公債金(借金)で構成されています。
現在、税収等では歳出全体の約2 /3しか賄えておらず、残りの約1/3は借金 (公債金)に依存しています。
この借金の返済には将来世代の税収等が充てられることになるため、将来世代へ負担を先送りしている様な状態です。
確かにこの様な状態では、消費税を上げるのは仕方ないと思いますよね。
そして歳出を歳入を上回る状況がもうずっと続いています。
この様な借金が累積して、平成30年には公債残高が約897兆円に上り、これは税収15年分に相当するほどとなっています。
日本の借金を家計に例えると
これを家計に例えるとこの様になります。
生活費である38万円と借金の元本と利息支払い分も含めると、収入が30万円では賄うことができずに毎月17万円もの借金を重ねている状態になります。
こうした借金が累積して、ローン残高は5379万円になっています。
これは家計であれば自己破産せざるおえない状況です。
だから消費税が上がったりしてるのね!
この様な背景があり、国は借金を返さなくてはならないので税収を上げなくては賄えないので、税収アップの一環として消費税の増税がなされているのです。
借金の原因は何か?
ではその原因はなんなのか。それは平均寿命が延びていることから社会保障費が増大していることが原因となります。
平均寿命が伸びると、社会保障費を増やさないといけないのは当たり前ですよね。
社会保障というのは、年金、医療、介護、子ども・子育てなどの分野に分けられ、国の一般会計歳出の約1/3を占める我が国最大の支出項目となっています。
社会保障制度の基本は保険料による支え合いですが、保険料のみでは負担が現役世代に集中してしまうため、税金や借金も充てています。
このうちの多くは借金に頼っており、これが私たちの子や孫の世代に負担を先送りしている状況を作り出しているわけです。
年金の歴史
そもそも老後に私たちの生活を支えてくれる年金という制度が戦後まもなくに制度化されました。
その当時の年金の制度というのは
日本の年金より抜粋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
男性の平均寿命は65.32歳、 女性の平均寿命は70.19歳だった。そのため55歳から支給された厚生年金を会社員男性は10年間、今も65歳から支給される国民年金は披扶養女性らが5年間程度受給するような制度だった
現在の日本の平均寿命というのは、その当時よりもはるかに伸びており、当時の制度がそのまま現在も使われるというのは無理があります。
年金制度自体が崩壊してると言わざるおえないこの状況の中、自分たちの運命を国に頼っていいのかという方が疑問に思います。
であればこのような現状をしっかりと理解し、私たちはどうあるべきかということに重点を置いて考えていかなくてはなりません。
まとめ
今回はなぜ2000万円問題の根本にある日本の借金。そしてなぜそうなってしまっているかについてのお話をしました。
この状況から見るとしっかりと今のうちから考えておかないと大変なことになってしまいますね。
次回はさらに深掘りして、日本と世界の税金について解説していきます。
コメント
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