高額のものを買う方法
よくみなさんがやりがちな高額商品の購入の仕方について解説します。
今回は住宅の例ですが、車でも、結婚費用でも、高級時計でも同じことが当てはまりますので、もし今後こういった商品を購入する予定がある方は参考にしてみてください。
あなたならAとBのパターンどちらで購入しますか？
普通の人の購入方法
あなたが3000万円の物件を購入したいとします。
Aのパターンでは、親などの援助や貯金した現金1000万円を頭金に充てます。
その場合、残りの2000万円をフラット35などでローンを組みます。そうすると、金利にもよりますが、だいたい35年ローンだと月々7万円ほどになります。年間にすると84万円ですね。だいたいの方はこのAパターンで購入するのではないでしょうか。
Bパターンの場合は、手元の1000万円は使わずにフルローンを組みます。そうすると月々11万円ほどになります。年間にすると132万円になります。
両者を比較すると、年間で132万円の差があるので35年だと1750万円がAで購入したほうがお得ということになります。
富裕層になる人の購入方法
一方で、富裕層は少し違います。
AパターンももBパターンも購入方法は先ほどと同じですが、
Bパターンにおいて、手元にある1000万円を先ほどのマグカップに入れます。
仮に年間で10%程度のマグカップに預けると年間で100万円が金利として溢れてきます。
この溢れてきた100万円をBのパターンの支払いに充てるのです。
こうすることで、フルローンの場合は年間で132万円、溢れでてくる水が100万円なので
132万-100万円なので残りは32万円を年間で支払うことになります。#
32万円を35年支払うので、32万円×35万円なので1750万円がBパターンの方がお得になります。
35年経った時に残る資産としては、
Aパターンの場合は、ローンは返済しているので使い古した住宅だけが残ります。
Bパターンの場合は、使い古した住宅・マグカップ・そこか得られる利子配当、そしてAパターンよりも1750万円得します。
これを見ると圧倒的にBパターンの方がお得になることがわかります。しかし、ほとんどの方がAのパターンで購入していますのです。結婚したら夢のマイホームという文化が根づいているのでこのようなことを知らずに何も考えずにふらっと35を組んでしまします。
さらに、資産家になるような人は、このマグカップを相続します。そうすることで、先祖代々資産を受け継いでいくのです。ヨーロッパの王族などが馬鹿でかいお城などに住んでいるのはこういった理由ですね。
しかし、日本ではできません。相続税は世界一で、受け継ぐだけでほとんど税金として取られてしまうからです。
あなたは日本という狭い枠組みの中で、限られた条件の中で生きることを選択しますか？
それとも、しっかりと知識を得て自分の資産を守っていきますか？
海外イコール怖いみたいなイメージがありますが、それはただ知らないだけなのです。
今は資産がなくても老後資金を作る方法
では資産が全くないところから富裕層になることは可能なのかということですが、しっかりと学んで行けば可能だと僕は思っています。時間さえ味方にすることができれば誰にでも可能です。
以前金利のところでお話しした72の法則というのを覚えているだろうか。
これを応用する方法で誰でも簡単に資金を増やすことができます。
もし仮にあなたが5000万円を60歳で手に入れたいとします。
72の法則は72÷金利（複利運用）で元本が2倍になる年数を知ることができます。
仮に10%金利がつくところがあるとします。その場合、72÷10は7.2年となります。約7年で倍になるということです。
60歳で5000万円なので、7年遡ると2500万円、また7年だと1250万円、もう7年だと625万円となります。今5000万円が手元になくても625万円あれば、時間を味方につけることで、5000万円を手に入れることが可能になります。
もしさらに早めることができれば、もっと早く5000万円に到達することができますし、
仮に今625万あってマグカップを作ったとします。毎月3万円づつ貯金をすることができた場合は21年後には7000万円になります。
元本を膨らますことができれば増やす速度も加速していきます。
人それぞれ老後に欲しい額は違うと思いますが、しっかりと支出を上げないで貯金をする習慣をつけ、資産の置き所を間違えなければ、アーリーリタイアも可能になってきます。収入ばかり上げても支出を上げてしまったら全く意味がありません。
まとめ
今回は富裕層と一般庶民の考え方の違いをお話ししました。
特に高額商品を購入するときは注意が必要です。
場合によっては、生涯で何千万単位で損失を出してしまうことになりかねません。
サラリーマンの生涯賃金は2億円程度と言われており、数千万円の損失はかなりの痛手です。その上相続税や税金は高額で相続も資産を減らす結果になることがほとんどです。
本来であれば、家族でお金のことをしっかりと話して資産をどうやって守っていくか検討する必要があります。
しかし、日本ではお金の教育あまり話したがらない人が多いです。なぜならお金のことを教える人がいないからです。むしろFPなどのお金の専門家や銀行の営業マンなどの、営業マンが間違った知識を植えつけているように思います。親世代もお金のことを知りません。
是非これをきっかけにお金のことを考えていただければと思います。
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