インフレの危険性について
実はインフレはかなり厄介なんです。
詳しくはこちらの記事を見て欲しいですが、インフレを知っておかないと知らずに損をしてしまいます。
インフレの危険性
社会科の授業などで習った時は、インフレとは需要が高まることあるいは供給が下がることなんて覚え方をしていましたが、今思うとわかりづらいなと思います(笑)
一言で言うと、インフレとは物価上昇のことです。
物価上昇とは物の値段が上がると言うことです。
当然のことながら、物の値段が上がると言うことは、今年購入できたのものが来年には買えなくなります。
順調に経済成長をしていて景気がいい時には通常インフレしていきますが、適正なインフレ率でないと購買意欲が低下していきます。
実際にコロナが流行り始めた当初は、マスクやトイレットペーパーの高騰(急激なインフレ)により不適切な価格の上昇が起こりました。
ここまでなることは稀ですが、日本でも年間1%程度はインフレしています。
1%なので体感ではわかりづらいかもしれませんが、長いスパンで見るとかなり大きな金額になります。
この画像では、20年で見た時のインフレ率と現金の価値の推移です。
今のまま1%でインフレするとしたら、20年するともともと1000万円の現金は819万円になってしまいます。
これはすなわちお金の価値が下がることと同義です。インフレの怖さはここにあります。
昔はゆうちょでも金利がついた
日本は昔から貯金信仰がありますが、これはもともとゆうちょなどの金融機関に預けておけば金利がしっかりついていたからなんです。見てわかるように、ゆうちょではマックスで12%もの金利がついている時代があったなんです。
このことから昔は貯金をしておけば数年でお金が勝手に増えていました。
しかし、今の時代の日本はほぼ無金利で、むしろATMなどで一度下ろしたら手数料でマイナスになってしまうほどです。
このままインフレしていくのか
この問いに対する答えとしては、イエスです。
それにももちろん根拠があります。
今の日本は少子高齢化と騒がれているので、実はデフレにならないとおかしいのです。
しかし、実際は日本は1%のインフレをしていると言いました。
これって矛盾しているのはわかりますか??
実は、日本だけで見ればデフレなんです。ですが、日本は島国なので貿易のほとんどを輸入に頼っています。
そうすると日本の物の値段が下がったとしても、世界がインフレしていたとしたら、輸入する先の外国の物の値段は上がっているので日本もインフレしていくのは当然なのです。
基本的に経済成長していたらインフレしていったほうがいいと言われていますので、
正確に言うと、日本はインフレに無理やりさせていると言うことで、今後もこの傾向は続く可能性がかなり高いと言うことです。
その根拠としてこの画像があります。
見てわかる通り世界の人口は右肩上がりで増えております。もちろん世界の国土面積には限界があるので未来永劫と言うわけにはいかないでしょうが、しばらくはこの傾向は続きそうです。
なので人口が増加している以上、今後インフレが続いていく可能性が高いです。
世界はインフレしている
では世界はどれぐらいインフレしているかはこれを見ればわかります。
アメリカの代表的な株の値動きの指標であるダウ平均株価です。
世界のリーディングカンパニーのほとんどはアメリカにあること、そして世界一番の経済大国であるアメリカが世界の指標であるので、こちらのグラフを見れば世界の動きがわかってきます。
何年に一度かは経済危機はあるものの、過去数百年に渡ってずっと右肩上がりなことがわかりますよね。
実際に3-5%ほどはインフレしていることがわかると思います。
言い換えると、もしあなたが資産を現金でお持ちであれば、その現金は年間で3-5%以上の金利がついていなければ現金の価値が目減りしていることがお分かりでしょうか。
まとめ
日本だけ見るとあまり感じないかもしれませんが、3-5%以上の金利がつくところに預けないと減っているのと同じなんです。
もし貯金を頑張ったとしても、もし現金預金のまま寝かせておいたら減っているのと同じです。
もし一生懸命残業をして働いても、貯金をしているだけでは、インフレ率に負けてその大事な現金は減っているのと同じなんです。
このことをしっかりと腑に落としましょう。
まだまだ現金主義の人は多いですが、何もしなければ知らずのうちに減っていっているんです。
では何か資産運用を始めなきゃ!と思っても気軽に手を出してはいけませんよ。
なぜなら日本の金融商品で3-5% つくものはほとんどないからです。
日本は低金利な上に、不安を煽りまくっていて、さらにそれに対する解決策が限りなく無しに近い状態なんです。まさにゆでだこ状態ですね(笑)
このぐらい書けば資産運用の必要性と日本のヤバさは伝わったと思います。
なのでそれをまずは知って理解してください。世界を見渡せば日本よりもはるかに金利がつきますから。
今身の回りにいる人のほとんどの人がこのことをわかっていないということに気づいてください。
どうか海外=怖いと思わずにグローバルな視点で見てください。
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